DHAとEPAの効能

ご存知の方も多いと思いますがDHA(ドコサヘキサ

エン酸)EPA(エイコサペンタエン酸)

両方とも、生活習慣病の予防や、ダイエット、

脳の老化防止にも効果があるとされる、オメガ3系の

脂肪酸です。

オメガ3脂肪酸は、食事など外部から摂取する必要

のある必須脂肪酸ですが、なぜ体や脳にいいので

しょうか。また、DHAの効能とEPAの効能には、

似ているところもあれば違うところもあります。

DHAとはどういったものでどんな効能があるのか、

またEPAとは何か、体や脳にどのように働くのか、

そのしくみについて簡単に説明していきます。

  

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オメガ3とはいったい何者?

オメガ3脂肪酸は、北の国アラスカ等に住む

エスキモーのなかで最も多い、イヌイットという

民族の食生活の研究から発見されました。

彼らはシロクマやアザラシを食べて生活していました。

その肉には動物性脂肪がたっぷり含まれています。

ですのでそこだけを見ると動脈硬化や心筋梗塞などの

いわゆる現代の生活習慣病にかかって当然なのですが、

イヌイットの人達の血液はサラサラしていて、血栓等

とは無縁だったのです。

その原因は、シロクマやアザラシが食べていた、

脂がたっぷりのった青魚でした。青魚のオメガ3

脂肪酸はシロクマやアザラシの体内にも豊富に蓄積

されていた為、それを食べるイヌイットの血液も

健康になったというわけです。オメガ3は、端から

3番目に炭素の二重結合がある脂肪酸で、端から6番目

にあるのがオメガ6系と呼ばれる脂肪酸です。

(参照:http://urx3.nu/KBfb

両者とも人間の体内では産生されない必須脂肪酸に

分類されます。オメガ3には、青魚の油に含まれる

DHAやEPA、アマニオイル等に含まれる

αリノレン酸があります。

大豆油等に含まれるリノール酸や卵やレバー、ワカメ等

に含まれるアラキドン酸のオメガ6とともに、オメガ3

対オメガ6が1対4の割合で摂取されるのが理想的と

されています。

DHAとその効能とは

DHA(ドコサヘキサエン酸)は、1980年代に

イギリスで発見されたオメガ3系の多価不飽和脂肪酸で、

人体では脳や神経に多く存在することから,摂取により

頭の働きがよくなるのではないかと研究されてきました。

効能には様々なものがありますが、まずは脳の

活性化です。DHAは脳の細胞膜にありますが、

特に海馬と呼ばれる部分に多く存在しています。

海馬とは学習や記憶を司る部位ですから、これを

摂取すると頭がよくなるというは理にかなっています。

DHAは神経細胞の発育や修復に欠かせない成分でも

あるので、成長期の子供や、アルツハイマーが

気になる年配者には特に摂取をおすすめする

脂肪酸です。また、目の網膜にも脂肪酸があるの

ですが、DHAはその目の網膜にある脂肪酸の4割を

占めているため、食事等から豊富に摂取すると視力

が回復する可能性もあるほど、目の健康にも欠かせま

せん。さらに、DHAは細胞膜を柔らかくする働きも

ありますので、血管壁や赤血球を柔軟に保ち、また

血中の悪玉コレステロールを減らし、血流を改善

しますし、花粉症やアトピー性皮膚炎等の原因となる

酵素であるシクロオキシゲナーゼを阻害して、

アレルギーも予防します。

そしてストレスの緩和等、精神安定の効果もDHAには

あるという実験結果も報告されています。

EPAとその働きとは

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EPA(エイコサペンタエン酸)は1960年代から

研究されているオメガ3脂肪酸で、血液をサラサラに

してくれる働きが強い成分です。

食事など外部から摂取するのが一般的ですが、少量

ながら亜麻仁油やえごま油などに多く含まれている

αリノレン酸から体内で作られたり、またEPA

からも体内では少量のDHAが産生されます。EPAは、

血小板の粘度を下げる効果があるため、本来止血を

する役割の血小板の凝集力が高まりすぎた時に起こる

可能性のある動脈硬化を防いだり赤血球を柔軟にし

中性脂肪や悪玉コレステロールを減らすので、血液を

サラサラの状態に保ってくれます。また、抗炎症作用

や抗アレルギー作用にも優れています。

さらにEPAは必須脂肪酸の一種であるアラキドン酸

と一緒になって、アレルギーの原因となる酵素の

リポキシゲナーゼやシクロオキシゲナーゼを抑制

します。それにより、炎症箇所の白血球から出る

生理活性物質を弱体化させることができ、花粉症や

アレルギー性皮膚炎だけではなく、ぜんそくや

気管支炎の緩和にも役立ちます。また、感染症の

予防にも役立つので、傷の治りを早める効果も

あります。さらに、目の疲れ、かすみ、ドライアイ

等といった、眼精疲労にも効果を現します。

さらにそれだけではなく情緒の安定にも効果が期待

されており、うつ病やアルツハイマーの改善効果に

向けて研究が続けられています。

まとめ

オメガ3脂肪酸のなかでも、青魚に多く含まれるDHA

やEPAは、血管壁や赤血球を柔軟にし、悪玉コレステ

ロールや中性脂肪を抑制することで、血液をサラサラにし、

動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞等の成人病を効果的に

予防します。また抗炎症効果や抗アレルギー効果により、

花粉症やアトピー性皮膚炎、ぜんそくや気管支炎も緩和

します。そしてまた眼精疲労を和らげることもできます。

さらに脳内に入り込めるDHAは、脳の細胞膜やシナプス

を柔らかくし、脳の活性化や修復にも役立ちます。

オメガ3脂肪酸は、現代人にとってなくてはならない

栄養分と言えます。

購読ありがとうございました(^^)

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